なつがやってきます。
しあわせをつれて、やってきます。




   [Happiness!] -Ver.Hyotei





01:日吉若

「ねー日吉」
「なんですか暑苦しい」
「アイス食べたい」
「俺の分も買ってきてくださいね」
「ちょ、それって私が行くの決定!?」
「少しくらい離れてください、」

恥ずかしいので。


(背中合わせだったから気付けなかったの、)(え、熱でもあるの?顔真っ赤!)






02:宍戸亮

「うあー…溶ける…」
「…日除けのタオルとかは」
「…忘れたの」
「激ダサだな。」
「急いでたの、亮に会いたくて」
「…!!」

…ほらよ。


(差し出された帽子と、照れ屋な君)






03:芥川慈郎

「ジロちゃんの髪って、日に当たるとすごく綺麗だよね」
「そう〜?おれはキミの方が好きだよ〜」
「え、私の髪?傷んでるし良い所なんて、」
「違う違う〜。キミの髪も好きだけど、」

おれはキミそのものの方が好きだって言ったの。


(なんて言ったかと思ったらもう寝てる、)(言い逃げなんて卑怯だよ!)






04:跡部景吾

「…何だコレは」
「跡部知らないの?ポッキンアイス」
「あーん?んな庶民くせーもん、」
「要らないの?じゃあ私一人で食べちゃうよ」

寄越せ。


(さすがの氷の帝王も暑さには勝てなかった模様)(…似合わなすぎるけど、ね!)






05:鳳長太郎

「ちょたくん、もう少し左に寄って!」
「え?…こう?」
「んー…もーちょい右…そのくらい!」
「何してるの?」
「ちょたくんの日陰に入ってるの」

…へぇ。


(ちょたくん笑ってるのに笑ってない、)(ごめん許して、夕日が眩しかったの!)






06:忍足侑士

「侑士、映画見ようよ」
「ええで。何借りてきたん?」
「夏にピッタリなやつ。侑士も気に入ると思うんだけどね」
「ラブロマンスやな!?ほな、見よか!」
「え、は?ちょっと、」

何やコレええええええ!?


(…私のせいじゃないってば)(夏といえばホラー映画じゃない)






07:向日岳人

「水鉄砲なんていつぶりだっけ?」
「小学生じゃね?懐かしいぜ」
「でも岳人、なんでまた突然"まだ持ってるか"なんて」
「あーほら、昔よくやってただろ?勝負」
「…まさか」

負けた方がアイスおごりな!


(そんな笑顔で言わないで!)(ハンデ寄越せ、ハンデ!!)